待機場所
待機場所
女性たちは自宅や漫画喫茶などで時間を過ごし、事業主が電話をすればお客さんが望む所に行くというのが普通らしい。
ホテルだけでなく家や、ワンルームマンションなど行くところは様々である、大声を出しても誰一人助けのない個人宅よりはそれでもホテルや旅館が安全な方だとデリヘル嬢は語る。
連続殺人事件以後、同僚のデリヘルの女性たちは出張することを拒否するが、大部分の事業主は各自気を付けなさいという注意をうながすだけであくまで自己責任扱いだ。
不安な同僚らどうしで、問題のあるお客さんの人相や着衣や電話番号など情報を交換して自ら気を付けようと互いに慰めるだけが自衛の防護策となっている。
殺害されてしまったデリヘル嬢はたまたまそのときに出張しただけで、個人的に狙われたわけではなかった。
だれがいっても同じに殺害されてしまったかもしれない。
お金目当てでもなかった、唯の殺人という事件にデリヘル嬢たちの恐怖心はぬぐえるものではない。